「ライオンズ・クエスト」って何?

  一口に言うと、青少年の健全育成に対しライオンズクラブとして支援するということです。

  

 「クエスト・プログラム」

現在、日本の社会でも いじめ・不登校・校内暴力・学級崩壊・凶悪な少年犯罪の続発など、教育をめぐる現状は極めて深刻です。
クエスト・プログラムは、今から25年前アメリカの一人の青年の体験から、「生きていく中でぶつかる様々な問題に、どう対処すればいいか。」「困難にぶつかった時、どう抜け出せばいいか。」という問題に取り組み完成させたものが「クエスト・プログラム」です。
青少年が変化の激しいこの社会を生き抜くために必要な資質や能力、日常生活で生じる様々な問題に建設的に対処する能力を身につけることを目指しています。

 

  「クエスト・インターナショナル」と「ライオンズ・クエスト」

青少年の健全な育成を目指してきた「クエスト・インターナショナル」と、青少年問題に取り組んできたライオンズクラブが共に手を取り合い、「クエスト・インターナショナル」が開発した教材「クエスト・プログラム」の普及を図ることで、現在30カ国以上で採用されています。
このプログラムは両者の名前をとって「ライオンズ・クエスト・プログラム」と呼ばれるようになりました。

 

  「日本のライオンズ・クエスト」

クエスト・プログラムには、「生育期への対応」(小学生用) 、「思春期への対応」(中学生用)、「飛躍への対応」(高校生用)があり、今回日本への導入が進められているのは、この中の「思春期への対応」(中学生用)です。

 

  「日本のプロジェクト」

ライオンズ・クエスト・プログラム初実施プロジェクトはLCIF(ライオンズクラブ国際財団)の「四大交付金」対象事業として、330複合地区ライオンズ・クエスト委員会及びIYF−Japanによって運営されます。

このプロジェクトの委員長は、3年間、330複合地区ガバナー協議会前議長の三上 良也氏が務めます。(1999.10〜2002.09)

 

  「IYF−Japan」

アメリカのメリーランド州ボルチモア市を基盤とする、国際青少年育成財団(IYF)の日本事務局です。

 

  「プログラムの目的」

プログラムは青少年の育成環境の整備と、青少年自身の自立性や責任感のともに目指すものです。

 1 家庭・学校関係・地域を巻き込み、青少年の健全な育成を支援する。

 2 青少年が家庭・学校・友人・地域の人々と円滑で密接なかかわりを持てるよう
   支援する。

 3 協力し合うこと、他者を助けることによって、青少年が良き市民としての役割を
   果たす機会を与える。

 4 薬物乱用防止を支援する。

 5 このプログラムに関係する教員、学校管理者、その他の人々に対し、有効な
   資材や教材、トレーニング、フォローアップ・サービスによりサポートする。

 6 さらにクラブメンバーの中からこのプログラムの教師に適切な人をリストアップし、
   講師として教育現場に参加する。

  

(330Cライオンズ・クエスト・セミナーより抜粋しました。)